京都北山のインプラント、審美、矯正、根管治療、歯周病治療の専門医の歯科医院

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治療ブログ

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虫歯、咬み合わせ、根管治療と審美歯科

審美歯科治療を行うにあたり、単なる見た目の改善をするだけの治療は、本来の歯科治療と大きくかけ離れた治療になってしまします。

そのために、歯科治療の本来大切な部分をきちんと行ったうえで、より若々しく美しい歯科的健康を取り戻すことが、審美歯科本来の治療になります。

そのため、まず先だって、きちんとした、虫歯治療、根管治療(歯の根の治療、歯の神経の治療)を行ったのち、咬み合わせの治療による咬合の回復を行い、そののちに、最終の審美的な口元(歯並び、歯の色の調和、スマイルラインなど)を仕上げていきます。

精密な検査をして、きちんとした基礎治療を含む、治療計画を立てて治療を進めます。

基礎治療のための仮の歯をきちんといれて治療を進めることで、治療期間を短縮することができます。

最初に入れる仮の歯も、すでに治療計画に沿って作成された、最終治療の咬み合わせをイメージしたものを装着して、それをつけ外ししながら治療を進めます。

この時のメリットとしては

  • 仮の歯をつけ外ししながら治療を行うことで、根管治療中の歯を術中、術後感染から守るため、根管治療術中のラバーダム以上の効果があり、根管治療の成功率が上がります。
  • 治療期間中も、日常生活にきたす支障を最小限にします。
  • 歯周病治療がしやすくなります。
  • 治療期間中に、咬み合わせが回復しやすくなります。
  • 最終の歯の形を決めやすくなります。

 

治療中、数回、仮の歯を作り変えて、仕上げに近づけていきます。

 

基礎治療、咬み合わせ治療が終われば、最終の審美歯科治療で仕上げます。

マウスピース矯正の種類と方法

マウスピース矯正には様々な方法、メーカー、名称があり、それぞれ、特徴や違いもあります。

現在、マウスピース矯正では、日本では、インビザライン(invisalign)あたりが、名前の認知度が高いと思いますが、アメリカをはじめ海外では、様々な会社が、それぞれ独自のシステムを持って治療ができるようにしています。

基本的な治療の概念は変わりませんが、矯正治療の料金(矯正治療の費用)や、期間、治療を進めていく方法に違いがあります。

 

 

下の写真のように、矯正治療の検査、診断、治療計画が終わり、マウスピースによる治療が決まれば、歯列矯正治療開始から、歯列矯正治療終了までのマウスピースキットが届きます。

それを、ステップ順に、ソフト、ミデアムソフト、ハード、の順番で、マウスピースを交換しながら、矯正治療を進めていきます。

 

 

 

かみ合わせの問題が引き起こす、歯の病気(根管治療、審美歯科)

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前歯の破折や変色歯の治療を行う場合、治療に先立ち、きちんとした検査を行うことが、後々のトラブルや、歯の病気の再発を防ぐことにつながります。

写真の状態が起きた原因は、不正咬合の影響が大きいと考えられます。

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下の歯並びの悪さと、上下の歯のかみ合わせの悪さが、左の前歯の神経を損傷し(咬合性外傷)、歯の神経が壊死し、その後、壊死した歯の神経(歯髄)の中のヘモグロビンが酸化し、歯を黒く変色させ、さらに咬合性外傷が継続して、その歯の損傷を続け、強い咬合力がかかった時に歯の破折を引き起こしたと考えられます。

そのため、もし、その歯の神経の治療(根管治療、歯内療法、歯の神経の治療)を普通に行っても、術後の治癒、予後が悪くなったり、咬合性外傷による歯の損傷が継続し、さらに、外傷性咬合による歯周病(歯槽膿漏)も引き起こすことにつながる可能性が高くなります。

 

そのため、専門的には、治療に際しては、現在の歯の病気(歯の問題)を改善、治療する共に、現在の歯の病気(歯の問題)を引き起こした原因も、根本的に治療しておくことが望ましい治療になります。

 

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まずは、きちんとした歯の神経の治療(根管治療、歯内療法、歯の神経の治療)を行います。その際、歯の根っこまで、変色した歯のホワイトニングも、見えない基礎治療として行っておきます。

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その後、前歯の破折や、変色を引き起こした、不正咬合、不正歯列を、歯列矯正、矯正歯科治療で治します。その際に、いったん矯正治療中もなるべく審美的に治療できるよう、矯正治療用の仮歯を入れておきます。

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矯正治療が終わった後、しばらく歯の保定を行います。

この状態で、根本的な治療が完了し、最終の審美歯科治療を行います。

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本来の患者様の口元や歯の固有色を再現して、あえて、セラミッククラウンに色付けを行い治療を完了します。

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術前と術後の口元の比較です。

 

これで、今後のお口全体の問題の予防治療も含めた治療が行えました。

 

 

抜歯と同時のインプラント治療のメリット

通常、抜歯した部分の顎の骨は、病巣や傷口が一旦治癒する際に、骨が再生しますが、その、再生治癒の過程で、骨があまり吸収せずに回復する場合と、骨が吸収したように痩せて、回復する場合があります。

多くの場合、抜歯のタイミングがよければ、前者のように、骨があまり吸収せずに回復させることができますが、抜歯の診断のタイミングをのがしたり、抜歯の方法の違いで、後者のように、骨が著しく吸収してしまい、その後の義歯の安定や、インプラント治療の適応に多くの弊害が出てしまうことがあります。

また、一旦、上記前者のような、適切な治療をしたのちも、きちんとした、安定した義歯や、インプラントからの噛む力や刺激がなければ、廃用性の萎縮が骨に起きて、経年的に、顎の骨が、退縮してしまうことがあります。

そのため、適切な診断に合致すれば、保存不可能な歯の抜歯と同時のインプラントは、非常にメリットが大きい治療になります。

 

 

他の歯科医からの紹介で、外れた差し歯の部分を、なるべく歯がない状態の期間がない状態でインプラントにしたいという希望の患者さんが来院されました。

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2016.1.7 初診時

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2016.1.7 初診時

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2016.1.7 初診時

初診時、歯根の破折や、歯根に及ぶ虫歯があり、確かに、無理に差し歯にしても、予後があまりよくないと思われる点と、患者様が、どうしても、一旦歯を抜かずに、なるべく残してほしいという治療の選択しかできないということがない点から、予後のメリットデメリットも考え、インプラントによる治療選択が適切と判断し、治療をすることになりました。

 

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2016.1.14 1回目治療

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破折した、歯根を抜去

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抜歯中の出血と骨のダメージを押せえると同時に、抜歯後の骨の吸収も抑えられるよう配慮し、同時にインプラント治療を行い

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すぐに仮歯を装着し、ほぼ無出血に治療が完了。処置時間も、約30分程度。

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術直後のレントゲン確認

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2016.1.15 2回目 治療翌日の術後経過確認とレーザー照射

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2016.2.19 3回目 セラミッククラウンの型どり

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2016.2.19 3回目 セラミッククラウンの型どり

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2016.2.22 4回目 セラミッククラウンの装着とかみ合わせチェック

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2016.2.22 4回目 セラミッククラウンの装着とかみ合わせチェック

 

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2016.6.30 5回目 定期健診時

インプラントの周りの骨と歯ぐき(歯周組織)が回復し、安定している。

 

このように、当院のインプラント治療の特徴としては、出血や腫れ、痛み、手術負担を最小限にし、かつ、より難しい技術が必要な、抜歯同時インプラント治療と、更に、その場での仮歯の装着で、治療時も、治療後も、より深い感が少なく、また周囲の方にもあまり気づかれずに、日常生活に戻ることができます。

歯科用レーザーについて

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レーザーとは

レーザーとは、英語で、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation

Light:光

Amplification by:増幅

Stimulated:誘導

Emission of:放出

Radiation:放射

の頭文字を省略してLASERと呼ばれます。

レーザーの歴史

レーザーは1917年のアインシュタイン博士の誘導放出現象に関する論文が最初とされ、1960年にアメリカのメイマン博士がルビー結晶を共振器として、ルビーレーザーの開発に成功し、その翌年には、ジャバン博士がヘリウムネオンから人工光を発振させるHe-Neレーザーを開発し、その後、半導体レーザーや、炭酸ガスレーザー、Nd:YAGレーザーやEr:YAGレーザーなどが、1960年代から70年代にかけ次々と開発されていきました。

その後、それぞれの特徴を持ったレーザーの基礎研究、臨床応用が進み、現在の日常診療に用いられるようになりました。

レーザーの一般的な種類および特徴

レーザーの種類は媒質による分類、波長による分類、組織透過性による分類、出力による分類がある。

  • 媒質による分類

媒質による分類は、気体、液体、固体、の3つに分けられます。

  1. 気体:CO2レーザー、エキシマレーザー
  2. 液体:色素レーザー
  3. 固体:ルビーレーザー、Nd:YAGレーザー、Er:YAGレーザー、半導体レーザー

 

  • 波長による分類

波長による分類では、主に、紫外線領域から中、遠赤外線領域の間で分類される

  1. 紫外線領域:エキシマレーザー(0.308μm)
  2. 可視光線領域:アルゴンレーザー(0.488μm)、He-Neレーザー
  3. 近赤外線領域:半導体レーザー(0.7~0.9μm)、Nd:YAGレーザー
  4. 中、遠赤外線領域:Er:YAGレーザー(2.94μm)
  • 組織透過性による分類

水分への吸収性が高いものと低いもので、表面吸収性レーザーと組織透過性レーザーに分類される。

  1. 表面吸収性レーザー(炭酸ガスレーザー、Er:YAGレーザー)
  2. 組織透過性レーザー(Nd:YAGレーザー、半導体レーザー)
  • 出力による分類

レーザーの出力で、ハードレーザーまたは高出力レーザーと、ソフトレーザーまたは低出力レーザーに分類される。

  1. ハードレーザー(高出力レーザー):切開、凝固、切削等の処置
  2. ソフトレーザー(低出力レーザー):疼痛緩和、治癒促進

レーザーの作用と効果

レーザーの作用には、歯科領域では、歯や骨などの硬組織と、歯肉、粘膜などの軟組織に対する作用と疼痛のコントロールに対する作用などを各レザーの特徴と出力コントロールを合わせ使い分けその効果を得る。

 

歯科用レーザーの種類および特徴

  • ルビーレーザー(波長:0.6943μm)

歯科用レーザーの先駆けのレーザー

  • 炭酸ガスレーザー(波長:10.6μm)

水分の吸収性が高く、軟組織の切開に向く

  • Nd:YAGレーザー(波長:1.064μm)

 

  • Er:YAGレーザー(波長:2.94μm)

水分の吸収性が炭酸ガスレーザーの10倍近いため、エナメル質、象牙質などの硬組織の切削に向き、同時に熱エネルギーによる発熱の影響を抑えることができる。軟組織の切開では止血しにくい反面、創部の治癒は良い。

  • 半導体レーザー(波長:0.79~0.89μm)

半導体を利用して、効率よく発光できるため、小型である。臨床応用当初はソフトレーザー(低出力レーザー)として用いられていたが、高出力の機器の登場により、口内炎や、知覚過敏などの、消炎、鎮痛処置から、軟組織の切開や止血など幅広く用いることができる。

止血効果に対しては、水分の吸収性は低いが、ヘモグロビンやメラニンなどの色素への吸収が高いため効果が得やすい。

また、他のレーザーに対し、組織透過性が高く、歯周病治療(歯槽膿漏治療)などにも効果的に応用される。

 

レーザーの安全性

歯科用レーザーは、治療に対する高い効果と、薬剤などと比較しての副作用がほとんどないといった利点がある反面、その取扱いと管理には厳重な注意が必要である。

歯科用レザー機器には、何重もの安全装置(本体キースイッチ、ピンコード入力、緊急停止ボタン、フットスイッチロックなど)がついてる。

歯科用レーザー機器の使用時に眼の保護には特に留意しなければならない。

歯科用レーザーは主に、紫外線領域から中、遠赤外線領域の間で分類されるあるが、目に対しては、網膜熱傷、白内障などの偶発症を引き起こすため、必ずその波長に合った保護メガネを術者、患者双方が装着して、治療を行う。

これらをきちんと守りながら治療を行えば、歯科用レーザーは、治療に対する高い効果と、薬剤などと比較しての副作用がほとんどない、痛みが少なく、痛みの緩和を同時に行いながら、治癒の促進が期待できる、といった多くの利点があり、従来の電気メスなどではできない治療を可能にしたり、また、レーザーでしかできない治療法も登場し非常に効果的な最新治療機器です。

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