根管治療を受ける際に

根管治療を受ける当日は、十分に歯を磨いてお口の中の清掃をきちんと行ってきてから根管治療を受けていただくことが根管治療の成功率を高めることにつながります。

根管治療は自覚症状のある場合と、ない場合の両方の場合で治療が行われます。

自覚症状のある場合でも、急性症状と慢性症状によって、痛みや腫れの我慢できる場合に違いがありますので、緊急処置の場合、なるべく、その症状をその当日に的確に取り除けるように処置いたします。

自覚症状のない場合は、充分な検査を行った後に、歯を残す(再生、回復させる)ために処置を進めますので、その日は、歯や歯の周囲組織が再生し始めるための不快感(軽い痛みや浮いた感じ)が発生することがありますが、この場合の多くは治療がうまくいっている(お薬などがきちんと奏功する)目安のような反応ですので、数日で消失し、引き続きの根管治療が残り1、2回で完了できるサインとし、現れた症状は心配ありません。

根管治療を開始する際は、当クリニックでは、多くの場合、根管治療に先立ち、仮歯を作成します。これは、根管治療の期間中、根管治療を受けている歯が根管治療後に唾液や、細菌にさらされることを防いだり、歯が破折することを防いだり、前歯などの場合、審美的な障害による、日常生活への影響をなくすために行われます。