歯の神経を抜かないための予防治療(中心結節の保護)

歯の先天的な奇形のために、歯の神経が虫歯や、歯槽膿漏でなくても抜かなければならない状態になることがあります。

このような状況をさけるためにも、きちんと定期健診を受け、歯科医師にチェックしてもらうとともに、適切な処置を受けることで、予防的に歯を守ることができます。


後続の永久歯に中心結節と呼ばれる歯の突起がみられ、歯の神経に近い突起になっているようにみられる。


完全に萌出して、噛んで折れてしまう前に、周りをプラスチックの樹脂などで保護することで、歯の神経の損傷をさけることができる場合があります。

子供の歯磨きについて

子供の歯磨きについて

年齢家庭での歯磨き家庭での歯磨きポイント歯科医院での指導歯科医院でのポイント
1歳前後親によるお口の清掃の練習ガーゼや、指ブラシなども可磨き方のアドバイスとチェック
2~3歳親による歯ブラシの練習子供用歯ブラシで磨き方のアドバイスとチェック
3~5歳本人よる歯ブラシの練習
親による仕上げ磨き
子供用歯ブラシで
乳臼歯の歯間部のフロスも
磨き方のアドバイスとチェック
5~6歳本人よる歯ブラシ
親によるチェック
子供用歯ブラシ
乳臼歯の歯間部のフロスも
磨き方のアドバイスとチェック6歳臼歯を丁寧に
6~本人よる歯ブラシ
親によるチェック
子供用歯ブラシ
乳臼歯の歯間部のフロスも
磨き方のアドバイスとチェック
染だし練習も
6歳臼歯を丁寧に

 

レーザー虫歯検査とは?

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最新の歯科器材の一つで、現在では、虫歯治療に欠くことのできない治療器材にドイツのKavo社(カボと読む)のダイアグノデント(DIAGNOdent)と呼ばれるレーザー虫歯検査機があります。

この器械は、レーザーの光を、虫歯検査をする歯にあて、反射したレーザーの波長が、虫歯にのみ反応する波長を読みとり、虫歯を正確に診断する装置です。

この器械の長所は、ごく小さな初期虫歯を、従来の歯科検診で用いる探針(エキスプローラー)と呼ばれる治療道具で触診してしまうと、再石灰化を阻害したり、虫歯を悪化させてしまうことがあり、それを防ぐことができることと、レントゲンでは発見できないタイプの虫歯を発見できること、歯の溝の部分の虫歯を治療するのに、溝の虫歯の部分だけを治療することができ、歯を削る量を最小限にすることができるといったことが挙げられます。

 

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この資料のような虫歯の正確な発見と、その発見された部分の削られた歯の部分の小ささを診ていただければ、従来の歯の溝を全部削って銀歯を入れる治療とと違い、虫歯になっている歯質だけを削って治療する、歯にも体にも優しい虫歯治療が可能になります。

 

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1本の歯でも虫歯になっている部分だけを削ることで、歯をなるべく削らない歯科治療が可能になる。

黒く見える部分でも、虫歯か虫歯ではないか正確に検査、診断できる。

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虫歯除去前(虫歯を示す数値が最高値)

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虫歯の取り残しがないように完全に治療、ただし、虫歯でない健全な歯のエナメル質や象牙質をなるべく削らずに治療

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虫歯をとった部分に、虫歯の取り残しがないかを確認するためにレーザーを使用(目に見えない初期虫歯を調べる技術を応用して、虫歯の取り残しがないかを確認してから、歯に詰め物をすることで、虫歯の再発を防ぐことができます。)

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赤いリボンを噛んでもらい、詰めた部分が、咬み合わせの邪魔をしていないか確認して、きちんとした虫歯治療を完了

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従来の歯の溝を全部削って詰める治療

 

また、北山吉川歯科クリニックでは、この器械を、虫歯の検査や、虫歯の発見にのみ用いるのではなく、虫歯を取り除いた後、詰め物や被せ物をする前に、虫歯の取り残しがないか、虫歯の治療が完全にできているかチェックしてから、歯型を取ったり、虫歯治療の詰め物の治療をしたりして、応用してより効果的に使用しています。

乳歯の虫歯による不正咬合を予防する方法

乳歯の虫歯による、永久歯の萌出スペースの縮小や、乳歯の虫歯による早期喪失による、永久歯の萌出スペースの縮小を簡単な装置で予防し、正しい歯の生え変わりに導く方法があります。

これは、スペースリテーナーと呼ばれる永久歯の生えてくるスペースを、生えてくるまで開けておく治療法です。

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シーラントとは

シーラントとは虫歯になりやすいかみ合わせの面の溝をフッ素の樹脂でシールし、一定の期間、虫歯からのバリヤーの役割をします。

歯を削らずに予防処置が行えますので、お子様が受けやすく、効果の高い予防歯科治療です。

処置後は、定期的に剥がれがないかチェックし、剥がれがあれば、予防効果の高い期間は、継続的に補修しながら予防治療を続けます。