骨年齢

CPA2_140726202718

 

矯正治療の際に、実際の年齢と、個人差のある成長発育年齢のいわゆる生理的年齢を総合的に判断して、矯正治療のタイミングなどを見計らう際に役立てる検査の一つとして、骨年齢の評価法があります。

骨年齢の評価は、通常、手のレントゲンを撮影して行われます。そして、標準的な骨年齢アトラスを参考にして、その年齢での骨核の出現状況等と比較して、成長発育年齢のいわゆる生理的年齢を求めます。

小児歯科にかかる順序について

お子様が、歯科医院の受診を始めていくにはきちんとしたアプローチがないと、歯科医院が嫌なイメージになり、生涯の、歯とお口の健康のパートナーの位置づけが崩れ、生涯の健康予防にもマイナス影響が生じます。

そのため、痛みや問題が生じたときが、初めての受診にならないよう、なるべく早めに、受診の練習を始めることが大切です。

 

  • 母親に抱っこされながら、イーの口、上向いてあーの口、下向いてあーの口をして、検診、予防処置になれます。それとともに、歯科医からアドバイスを受けたり、質問したりします。
  • 保護者が横に付き添い、一人で、チェアーに寝て、イーの口、上向いてあーの口、下向いてあーの口をして、検診、予防処置になれます。それとともに、歯科医からアドバイスを受けたり、質問したりします。
  • 保護者の付き添いなしで、一人で、チェアーに寝て、イーの口、上向いてあーの口、下向いてあーの口をして、検診、予防処置になれます。それとともに、歯科医からアドバイスを受けたり、質問したりします。
  • 一人で、検診、予防処置を受けます。それとともに、保護者が、歯科医からアドバイスを受けたり、質問したりします。
  • 自ら定期健診を受け、検診、予防処置を受けます。

このような順序で虫歯ゼロ、歯周病ゼロを目指せば、歯科医院は健康で気持ちのいいイメージになり、生涯の、歯とお口の健康のパートナーの本領が発揮できます。

小児歯科からみた食事のアドバイス

小児歯科の面からみた食事のアドバイス

  • 栄養のバランスを考える(発育と健康のため)
  • 甘党にしない(味覚の発達の段階で虫歯リスクを予防する)
  • おやつの与え方を工夫する(量ではなく、回数が増えることで、虫歯リスクが高まる、粘着性のお菓子が歯の表面に残りにくいように順番を考える)
  • かみごたえのある食事に工夫する(あごの発達を促す、よく噛む習慣が身につく)

小児歯科の口腔粘膜疾患

小児歯科の口腔粘膜疾患には次のようなものがあります。

  1. ウィルス性疾患
  2. その他の粘膜疾患

1、ウィルス性疾患の種類と原因ウィルス、部位、症状、治療

疱疹性歯肉口内炎

原因ウィルス:単純疱疹ウィルス

部位    :口唇、舌、歯肉、口腔前庭

症状    :発熱、悪寒、摂食痛、

治療    :安静、二次感染の予防

手足口病

原因ウィルス:コクサッキーウィルスA16

部位    :手、足、口

症状    :手、足、口腔粘膜に小水疱、発熱、悪寒、摂食痛、1~5歳児に好発

治療    :安静、二次感染の予防

ヘルパンギーナ

原因ウィルス:コクサッキーウィルスA4

部位    :扁桃、咽頭、口蓋

症状    :扁桃、咽頭の激痛摂食痛、嚥下痛、発熱、悪寒、口蓋に水疱、乳児に好発

治療    :安静、二次感染の予防

麻疹(コプリック班)

原因ウィルス:麻疹ウィルス

部位    :頬粘膜

症状    :麻疹に伴う症状として生じるが、自然消失する

治療    :安静、二次感染の予防

流行性耳下腺炎

原因ウィルス:ムンプスウィルス

部位    :耳下腺(耳の前、あごの関節付近)

症状    :耳下腺の腫脹、摂食痛、食欲不振、唾液分泌の減少、開口障害

治療    :安静、抗生物質の投与、グロブリンの投与

 

2、その他の粘膜疾患

黒舌病

苺舌

上皮真珠

 

小児歯科における投薬について

小児歯科における投薬量の算定方法には以下のようなものがあります。

  • 年齢による算定方法:年齢÷(年齢+12)×成人量
  • 体重による算定方法
  • 体表面による算定方法
  • その他の年齢チャートによる算定方法

永久歯と乳歯の特徴の比較

乳歯と永久歯の特徴の比較には

  • 乳歯の歯根は永久歯と比較して湾曲していたり離開している
  • 歯髄腔は大きく髄角が高い
  • エナメル質および象牙質は、永久歯の約半分
  • 乳歯は、永久歯と比べ青白い