京都北山吉川歯科クリニックではなるべく歯を削らない(自分の歯でより自然に)方法で歯を白くできる場合はその方法を選択して治療を進めます。
術前(前歯の変色)
術後(歯を削らずに、根管治療(歯の神経の治療)をやり直し、ホワイトニング)
当クリニックでの審美歯科治療とは歯をきれいに見せるための治療ではなく、歯を抜かずに、きれいで健康的に歯を保つための治療であると考えて治療を行います。
そのためには、目に見えない、根管治療(Rootcanal treatment, Enddontic treatment)と呼ばれる大切な歯の基礎治療や本格的虫歯治療を行うとともに、それに先立ち、きちんとした歯の精密検査と診断を行って治療を進めます。
前歯4本が金属セラミックの白い歯になっていますが、審美的な問題以外に専門的に見ると、歯科的な健康の問題もありました。
歯の根の病気や虫歯などを大きなレントゲンと細かなレントゲンで精密に検査診断していきます。
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セラミックの歯をはずすと中の歯はボロボロでした。
さらにその歯の根の中までボロボロで真黒でした。
きちんと治療し始めると、虫歯や歯の神経の壊死部分などが大量に飛び出るようでした。
根管治療の再治療まできちんと行い、
審美的で金属を使わない土台で歯の根を修復します。
残りの歯も同様に歯の根の先までボロボロでした。
虫歯を完全に除去してから根管治療の再治療を始めましたが、根管からたくさんの感染歯牙質が出てきました。<br />
きれいに土台と歯茎になりそこに金属を使わないセラミックの歯をかぶせました。
基礎治療からきれいにして、歯を抜かなくてはいけなくなる前にきちんと治療ができました。
このような治療は、歯をきれいにやり直すというよりは、歯を残すために必要な治療といえます。
また、差し歯が外れてくるころには、歯をその後も長くきちんと残すことが難しいことが多くみられるため、適切な検査と治療をうける必要があります。
歯のチェックアップ、メインテナンスは専門家に診てもらうことが大切です。
歯科の麻酔は主に
に分かれます。
全身麻酔は一般の歯科治療では、あまり用いられることはありませんが、口腔外科の手術を行う際などに用いられます。
この全身麻酔は、主に前投薬、全身麻酔薬、筋弛緩薬に分類されます。
局所麻酔は一般的な日常の歯科診療で用いられる麻酔です。
この局所麻酔は、主に、表面麻酔、浸潤麻酔、伝達麻酔に分類されます。
レーザーとは、英語で、Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation
Light:光
Amplification by:増幅
Stimulated:誘導
Emission of:放出
Radiation:放射
の頭文字を省略してLASERと呼ばれます。
レーザーは1917年のアインシュタイン博士の誘導放出現象に関する論文が最初とされ、1960年にアメリカのメイマン博士がルビー結晶を共振器として、ルビーレーザーの開発に成功し、その翌年には、ジャバン博士がヘリウムネオンから人工光を発振させるHe-Neレーザーを開発し、その後、半導体レーザーや、炭酸ガスレーザー、Nd:YAGレーザーやEr:YAGレーザーなどが、1960年代から70年代にかけ次々と開発されていきました。
その後、それぞれの特徴を持ったレーザーの基礎研究、臨床応用が進み、現在の日常診療に用いられるようになりました。
レーザーの種類は媒質による分類、波長による分類、組織透過性による分類、出力による分類がある。
媒質による分類は、気体、液体、固体、の3つに分けられます。
波長による分類では、主に、紫外線領域から中、遠赤外線領域の間で分類される
水分への吸収性が高いものと低いもので、表面吸収性レーザーと組織透過性レーザーに分類される。
レーザーの出力で、ハードレーザーまたは高出力レーザーと、ソフトレーザーまたは低出力レーザーに分類される。
レーザーの作用には、歯科領域では、歯や骨などの硬組織と、歯肉、粘膜などの軟組織に対する作用と疼痛のコントロールに対する作用などを各レザーの特徴と出力コントロールを合わせ使い分けその効果を得る。
歯科用レーザーの先駆けのレーザー
水分の吸収性が高く、軟組織の切開に向く
水分の吸収性が炭酸ガスレーザーの10倍近いため、エナメル質、象牙質などの硬組織の切削に向き、同時に熱エネルギーによる発熱の影響を抑えることができる。軟組織の切開では止血しにくい反面、創部の治癒は良い。
半導体を利用して、効率よく発光できるため、小型である。臨床応用当初はソフトレーザー(低出力レーザー)として用いられていたが、高出力の機器の登場により、口内炎や、知覚過敏などの、消炎、鎮痛処置から、軟組織の切開や止血など幅広く用いることができる。
止血効果に対しては、水分の吸収性は低いが、ヘモグロビンやメラニンなどの色素への吸収が高いため効果が得やすい。
また、他のレーザーに対し、組織透過性が高く、歯周病治療(歯槽膿漏治療)などにも効果的に応用される。
歯科用レーザーは、治療に対する高い効果と、薬剤などと比較しての副作用がほとんどないといった利点がある反面、その取扱いと管理には厳重な注意が必要である。
歯科用レザー機器には、何重もの安全装置(本体キースイッチ、ピンコード入力、緊急停止ボタン、フットスイッチロックなど)がついてる。
歯科用レーザー機器の使用時に眼の保護には特に留意しなければならない。
歯科用レーザーは主に、紫外線領域から中、遠赤外線領域の間で分類されるあるが、目に対しては、網膜熱傷、白内障などの偶発症を引き起こすため、必ずその波長に合った保護メガネを術者、患者双方が装着して、治療を行う。
これらをきちんと守りながら治療を行えば、歯科用レーザーは、治療に対する高い効果と、薬剤などと比較しての副作用がほとんどない、痛みが少なく、痛みの緩和を同時に行いながら、治癒の促進が期待できる、といった多くの利点があり、従来の電気メスなどではできない治療を可能にしたり、また、レーザーでしかできない治療法も登場し非常に効果的な最新治療機器です。
根管治療の再治療の場合、多くは、その歯の歯根(歯の根っこ、歯の根管)に問題を抱えているだけでなく、その歯の内部(虫歯と、壊死歯髄の残存)と、歯を支える歯周組織(歯槽骨、歯肉、歯肉溝、歯周ポケット)などにも問題を抱えており、そのすべての問題を解決しなければ、根管治療(歯の神経の治療、歯の根っこの治療、歯内療法)を成功させることは難しくなります。
内部の虫歯と壊死、感染歯髄組織を取り除くと同時に、歯の内部、根っこと、歯の周囲歯肉組織を歯科用レーザーで治療します。
そのあとは、すぐに、仮歯を装着し、歯の内部と周囲の組織の回復を待ちます。
次のアポイントで、根管治療のための歯の周囲組織が回復したら、再度、根管治療で、歯の根っこの先の根尖組織を回復するために、再度歯の根管部分(歯の根っこの部分)の壊死、感染歯髄組織を取り除く治療を行います。
次のアポイントで、歯の失われた部分(セメント質、象牙質部分)を修復し、クラウン(人工ナメル質部分)を修復し健康な歯を取り戻します。
矯正治療を受ける際に、虫歯治療も必要になりますが、そのタイミングは矯正治療後がいいのか、矯正治療前がいいのかはやはり、適切な精密検査と診断、治療計画によります。 矯正治療後で間に合う治療 (約1年の矯正治療完了予定後に間に合うという理由で) 矯正治療中が都合がいい場合の治療 (歯を削る量が少なくきれいに治療できるという理由で) 矯正治療前に受ける必要があった治療 (患者様の理解が得られてから治療ができた理由から) 痛みがなくても中が腐っていたセラミックの歯 根管治療から行い、インプラントにせずに治療 術線よりきれいなオールセラミッククラウンで治療 これらのように様々な状況で治療をすすめる理由があり、適切な検査のもとに診断説明を受けることが必要になります。