歯科の麻酔について

歯科の麻酔は主に

  • 全身麻酔
  • 局所麻酔

に分かれます。

全身麻酔は一般の歯科治療では、あまり用いられることはありませんが、口腔外科の手術を行う際などに用いられます。

この全身麻酔は、主に前投薬、全身麻酔薬、筋弛緩薬に分類されます。

  • 前投薬(鎮静や気道の分泌物の抑制などの目的)
  • 全身麻酔薬(吸入麻酔、静脈麻酔などで、催眠、鎮静、術中の痛みの健忘効果など)
  • 筋弛緩薬(気管内挿管のためなど歯科の全身麻酔の特徴として、主に、口腔内の処置になるため経鼻挿管:鼻から気管内に麻酔の管を通すことで、口腔内の処置を行うことができる)

局所麻酔は一般的な日常の歯科診療で用いられる麻酔です。

この局所麻酔は、主に、表面麻酔、浸潤麻酔、伝達麻酔に分類されます。

  • 表面麻酔(粘膜表面に塗布したり、噴霧したりすることで、麻酔の針の痛みを和らげる)
  • 浸潤麻酔(歯茎や、歯と歯茎の間に麻酔し、歯とその周囲の組織をマヒさせる)
  • 伝達麻酔(神経の根元に麻酔し、歯とその周囲の組織をマヒさせる)

矯正治療と虫歯の審美歯科治療

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矯正治療が終了した状態で虫歯治療の術前(ミラー像)
(本来は、矯正治療を開始する前に虫歯等の基礎治療を終えておくことがのぞましい。それは矯正治療中の虫歯の進行を食い止めると同時に早期治療ができる。また、虫歯フリーにしておくことでお口の健康を清潔に保つことができる。)

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虫歯のかみ合わせ治療の術後(ミラー像)
(審美的にも改善している)

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右下奥の銀歯

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予想通りのかなりの進行した虫歯

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正確かつ丁寧に虫歯を取り除く

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歯の神経を助け抜かずにすむようにする

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左下奥の銀歯

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術前検査の診断どおりの進行した虫歯
(患者さんの自覚症状は全くない)

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正確かつ注意深く治療する

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歯の神経を保護し抜かなくていいように処置

このようにして適切に検査治療を行い、治療が完了した後は年2回の定期健診とクリーニングを受け永く健康を維持することで、審美性も保つことができます。

歯の色の選択(選び方)について

歯医者さんで、セラミックスクラウン(いわゆる差し歯)の色を決める際に、シェードガイドという歯の色見本を使って、歯の色を決めます。


シェードガイド


院長が作ったセラミッククラウン(差し歯)

ほとんど全くと言っていいぐらい、テレビは見ませんが、最近話題のモデルさんやタレントさん,お笑いタレントさんなど、前歯をきれいに治されている方が多いですが、先日たまたまテレビを見た時に、滝沢眞規子さんという方が出ていた番組を見た時に、きれいな方がやはり、歯も治されている場合が多いなと、歯科医が見るとわかる前歯の差し歯だったので、さっそく、googleで名前を入力すると、歯と入れたら、「滝沢眞規子 歯」、「滝沢眞規子歯並び」とでてきて、画像検索すると、術前の昔の写真と比較して、自分的には、道端ジェシカさんや、中村アンさんのような、歯科医でなくても、差し歯だとわかる治療より、歯を削らない、ホワイトニングで白くするか、治療後、自然な色や、作りで治療したことが分からないような、治療がきれいな治療だと感じ、また、どこを治したかわからないようにいかに、天然の歯の色や形に見せるのがどちらかというとより難しい治療だと感じまずが、ここ数年は、より歯を白くきれいにする傾向があり、ホワイトニングによる歯を白くする方法のほかに、セラミックで歯を入れる時にも、全体的に、いぜにょり、白めの色を選択することが多くなってきていたり、白い歯の治療のための材料などのバリエーションも増えつつあります。このように、世の中の歯に対する関心が年々高まってきており、また、患者様がきれいになって喜ばれるのは、さまざまな形でいいことだと思います。

矯正治療を受ける際の虫歯治療

矯正治療を受ける際に、虫歯治療も必要になりますが、そのタイミングは矯正治療後がいいのか、矯正治療前がいいのかはやはり、適切な精密検査と診断、治療計画によります。 矯正治療後で間に合う治療 (約1年の矯正治療完了予定後に間に合うという理由で) 矯正治療中が都合がいい場合の治療 (歯を削る量が少なくきれいに治療できるという理由で) 矯正治療前に受ける必要があった治療 (患者様の理解が得られてから治療ができた理由から) 痛みがなくても中が腐っていたセラミックの歯 根管治療から行い、インプラントにせずに治療 術線よりきれいなオールセラミッククラウンで治療 これらのように様々な状況で治療をすすめる理由があり、適切な検査のもとに診断説明を受けることが必要になります。

患者様の負担の少ない矯正治療について

矯正治療の相談を受ける際に、当クリニックでは、患者様の治療の負担が最小限になるように、時期(タイミング)、方法、を考え治療を行っています。


下の前歯の乱ぐい歯

最小限の負担で済むような方法で治療を行います。

短期間で改善されます。

部分的であっても、全体の精密検査を行って、慎重に診断と治療計画を立ててから、治療がよりシンプルで正確に行って、全体のバランスが良くなるように治療を進めていきます。

セラミックの歯の違いについて

ジルコニア、オールセラミックス(北山吉川歯科クリニックでは、ivoclar社のエンプレス、e-max)

 

【各陶材の強度の目安】
ジルコニアの強度(約900~1000MP(メガパスカル))
セラミック陶材(約120MP)
empress(約120MP)
e-max(約360~400MP)